2024年1月1日に能登半島で発生した地震により、甚大な被害が発生しました。

私はRestaurant and Inn ATSUSHIのシェフ フェディアです。
このたびは、各地からの心配や励ましのメッセージをいただき、ありがとうございます。 本当に突然の出来事で、当初は不安な日々が続きましたが、何とか一段落し、現在は金沢での避難生活を取り戻すことができました。 とは言え、まだまったく不安が払拭されたわけではありませんが、そんな中でいただきましたお手紙には、どれほど励まされたでしょうか。 気に掛けてくださっただけでも嬉しいことですが、あたたかなお言葉のひとつひとつが胸に染みるような思いです。
また、多くの方が災害義援金に協力くださったとのご報告をいただき、そのお優しいお気持ちに感謝の思いで一杯です。 本当にありがとうございます。
ただ、皆さんに知って欲しいのは、集まった災害義援金は、国によって分配に非常に厳しいルールが設けられており、被災した多くの方は受け取れず、受け取れても少額しか分配されないという事実です。 罹災証明書発行という基準に従い分配されるのですが、それにより義援金からの分配金がもらえるのは、生活部分に使用している建物が半壊から全壊した家屋のみで、一部損壊は0円となっています。 家が全壊して住むところや生活基盤を失った人にとっては、少しでも義援金がもらえるのはありがたいことだと思いますが、それでもらえる分配金の額は家を建てるのに必要な金額の20分の一にも満たない金額です。

 

私が中能登町に移住し進めていた濁酒酒造施設も、この度の地震により半壊しました。 地震発生時は金沢の職場にいたので、私自身は無事でしたが、翌々日被害の確認に向かったところ、酒造とそれを保管するための作業場を建設していた建物が半壊し、生活空間として使用していた建物も屋根が歪み瓦が落ち壁もひび割れし崩壊の危険があるとのことで、危険につき立ち入り禁止と書かれた札が張られていました。 そのため、現在は金沢市に避難し生活しています。 町役場に被害の報告と罹災証明書発行にいったところ、生活部分に使用している建物が半壊から全壊していないため、分配金はもらえないとのことでした。 今回の地震によっていろいろ失ったことも悲しいのですが、私の知り合いの多くの方が災害義援金に協力してくださったのに、その義援金が私の元に届かないことに落胆しました。
国やボランティア団体の義援金とは別に、私の酒造工場の修復のための募金を受け付ける窓口をつくりました。 これからもおいしい料理を作り、夢である日本での酒造りを叶えるために頑張りますので、応援してくださる方は以下のリンクから募金をお願いします。

カード決済も可能です

見舞金受け取り口座情報

北國銀行(銀行コード0146) 

額支店(支店コード132)

普通預金

口座番号 009172

口座名義 有限会社WEP JAPAN